『みんなの元保護犬物語』は、里親になられた方々の「リアルストーリー集」です。
「里親になるって実際どんな感じなの？」っと疑問をお持ちの方に、「うちの場合はこんな感じだったよ」っと回答いただきました。100匹いれば、そこには100通りの物語があります。先輩方の経験を、里親になることを考える参考にしていただけたら幸いです。⇨ 里親様の体験談、募集中です！
元保護犬の皐月くん、蓮ちゃん、桃ちゃんです。
名前：皐月、蓮、桃
犬種：ミニチュアピンシャー
年齢：8歳、7歳、7歳
現在、お迎えしてから：皐月、1年4ヶ月 蓮と桃、1年
きなこ先生3人お揃いで可愛いワン！
お迎え前について
※アンケートの一部は選択式の回答となっています。
保護犬の里親になろうと思ったきっかけは？
夫56、私58 年齢的にもワンコを飼うのは最後と考え、里親を希望しました。
どこから保護犬の譲渡を受けましたか？
NPO法人
その譲渡元はどのように見つけましたか？
ネット
その譲渡元を選んだ理由は？
営利運営じゃ無さそうだったから
複数の譲渡元を検討しましたか？
はい
その子にした理由は？
自分が置かれている環境に溶け込もうと頑張ってる感が愛おしくなった。
何匹かのワンちゃんを同時に検討しましたか？
いいえ
里親になるまでに何度申し込みをしましたか？
1度のみ
里親申し込みで大変だったことは何かありますか？
私たち夫婦に不足の事態が起こった時、犬を託せる者が必要との事だった。ウチは姪にお願いできたが、ハードル高いなぁと思った。
里親申し込みで何か気をつけたことはありますか？
真剣に考えている事を伝えるよう心を込め対応しました。
お迎えするときに準備したこと、気をつけたことはありますか？
トイレシート、マナーパッド 、ハーネス &リードを揃えました。ドッグフードとクレートは、保護先で購入する決まりでした。
譲渡当時のワンちゃんについて
迎えた際の年齢は？ （選択式の回答）
5歳〜7歳
迎えた際の健康状態は？
やや健康に問題あり
具体的にはどのような病状がありましたか？
3匹とも歯の状態が悪かったです。
譲渡元での、メディカルチェックの有無
簡単な目視でわかるチェックのみ。
ワンちゃんのそれまでの環境はご存知ですか？
保護団体が、保護元のプライバシー保護の観点からシークレットにしている。
ワンちゃんがご自宅にたどり着くまでの経緯
年齢のため繁殖犬引退だけで、その他の事は何も知らされず。
闇鍋をつついてる様だなって思いました。
お迎え後について
思ったより楽だったことは？
夜泣きやフードアグレッシブなど、問題行動が皆無だったこと。楽というより安心したかな。
逆に、思ったより大変だったり悩んだことは？
お散歩かな〜。
外の世界に慣れてなくて しばらく抱っこして近所を歩いた。
何で歩かせないの？って聞かれたりした(苦笑)
聞いていた健康状態以外の問題が起こりましたか？（起こった場合は、どの程度か。また、譲渡元と話し合いになったか、などがあれば教えてください）
皐月は、甲状腺機能低下症と診断。現在加療中。
蓮は、前腕部に腫瘤発見 手術で取り除き組織検査。
桃は、子宮内膜症を発病 手術。
（譲渡されたら全ての事象は里親の責任において対応との約束なので、譲渡元との話し合いは無しです。）
桃ですが、声帯切除されてました。
実際 よく吠える仔です と言ってもかすれた声です。
声帯切除の弊害は、ク〜ンク〜ンの甘え泣きや 嫌な時低い声でうなったり 痛い時のギャン泣きができない事です。
なので、ソファーから飛び降りたり ワンプロなどなど いつも異変がないか目で追ってます。
桃はミニピンの中ではとても小さく2キロしかありません。
獣医が、こんなに小さな仔なのに出産させてたなんて…と 絶句していました。
帝王切開の痕がありましたが、保護団体 も何度出産させたのかわからないとの事でした。
最も苦労したしつけがあれば教えてください。
トイレトレーニング。現在も進行中。油断大敵です。
迎え入れて、嬉しかったことは？
カルガモの雛のように 私の後を連なって歩いてる時 ニマニマしちゃいます。生活に張りが出ました。
お迎え後、愛犬はどのように変化しましたか？
どの仔も穏やかになったと感じます。
安心してるんだろうと。
迎え入れたことで、家庭にどのような変化がありましたか？
夫の赤ちゃん言葉を初めて聞きました((笑))
元々会話のある夫婦ですが、より一層結びつきが深まりました。
（保護犬以外のワンちゃんも飼ったことがある人に質問です。）保護犬以外のワンちゃんと、保護犬ちゃんとで違うな、と感じることはありますか？
保護犬のほうは、少なからず心に傷を持っていると感じます。
ちょっとした物音にも敏感に反応しますし…。
逆に同じだな、と思うことはありますか？
〝喜怒哀楽〟表現の仕方はその仔によって違いはあるけど。
振り返って
今、元保護犬の愛犬はどういう存在ですか？
〝唯一無二〟かけがえの無い存在です。
今だから思える、譲渡に関して、もっとこうしておけば良かったと思っていること。
一発勝負って感じで決めてきたので、ゆっくり接したかったな〜。
叶わなかったけど。
里親になることを希望されている方へのアドバイスやメッセージ
動物を飼うという事は、愛情と同じくらいお金もかかります。
そして人間が望む良い仔ばかりでは無いことも…
できる事なら、じっくりと触れ合い どんな仔なのかを理解し そしてどんな仔を望んでいるのかを熟考し 柊生飼養する覚悟を持って里親になる事を決めて欲しいと思います。
最後に、愛犬に言ってあげたいことがあれば、お願いします！
わたしの仔になってくれてありがとう。
共に生きて行こう。
そして、命ある限り守っていくね。
きなこ先生繁殖引退犬を卒業後、体は問題がたくさんありながらも、みんな穏やかな幸せを手に入れたワンね！しむじゅんさん、ありがとうだワン！