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みんなの元保護犬物語【第31話】Happyくん(ミニチュアダックス・享年14歳)

『みんなの元保護犬物語』は、里親になられた方々の「リアルストーリー集」です。
「里親になるって実際どんな感じなの?」っと疑問をお持ちの方に、「うちの場合はこんな感じだったよ」っと回答いただきました。100匹いれば、そこには100通りの物語があります。先輩方の経験を、里親になることを考える参考にしていただけたら幸いです。⇨ 里親様の体験談、募集中です!

元保護犬のHappyくんです。

名前:Happy
犬種:ミニチュアダックス
性別:オス
年齢:享年14歳
現在、お迎えしてから:推定7歳で迎え入れ、7年一緒に暮らしました。

きなこ先生

名前の通り、ハッピーな表情だワン!

お迎え前について

※アンケートの一部は選択式の回答となっています。

保護犬の里親になろうと思ったきっかけは?
初めて飼った哲也という雑種犬を、長い闘病の末亡くした後、尽くしてやれなかったという深い後悔から。

どこから保護犬の譲渡を受けましたか?
動物愛護センター(保健所)

その譲渡元はどのように見つけましたか?
哲也を亡くしてから保健所のホームページをみていました。

その譲渡元を選んだ理由は?
近くには余り無かったため。

複数の譲渡元を検討しましたか?
いいえ

その子にした理由は?
決めていた子がタッチの差で里子に出てしまい、その子が残っていたため。

何匹かのワンちゃんを同時に検討しましたか?
はい

里親になるまでに何度申し込みをしましたか?
1度のみ

里親申し込みで大変だったことは何かありますか?
里親になる事に殆どハードルの無い地域です。

里親申し込みで何か気をつけたことはありますか?
今思えば、力になりたいという思いだけで何も気をつけていなかった気がします。

お迎えするときに準備したこと、気をつけたことはありますか?
居住スペース、環境などは気をつけようと準備しましたが・・・

譲渡当時のワンちゃんについて

迎えた際の年齢は? (選択式の回答)
5歳〜7歳

迎えた際の健康状態は?
かなり悪い状態

具体的にはどのような病状がありましたか?
譲渡後直ちに獣医さんの診断を受けたところ、フィラリア強陽性で散歩も不可。直腸の憩室。その他。

譲渡元での、メディカルチェックの有無
健康診断なし

ワンちゃんのそれまでの環境はご存知ですか?
全然わからない

ワンちゃんがご自宅にたどり着くまでの経緯
公園のポールに繋がれて放棄 誰の放棄か不明でした。保健所で迷い犬告知数日の後、譲渡犬告知で里親を募集していました。

お迎え後について

思ったより楽だったことは?
要求吠えは殆ど無しでした。

逆に、思ったより大変だったり悩んだことは?
引受後4ヶ月程経った頃、自分の病気が発覚して10日程入院しました。退院後、預かって頂いていた動物病院に迎えに行って2、3日で左手を凄まじく咬まれました。犬歯が刺さった跡は30ヶ所位。獣医からは虐待を受けていただろうと言われました。捨てないし叩かないと信用してもらい、嫌な思いのフラッシュバックが起こらない様になるまで、それから1年程かかりました。また、健康上の問題が次々で、手術も3回ほど。入院も度々。命の危機も何度かありました。

聞いていた健康状態以外の問題が起こりましたか?
咬まれた後、保健所に入っているボランティアさんに相談しました。フィラリアの問題で去勢の手術を回避していましたが、預かりのボランティアさんも咬んでしまったので、一か八かで手術に踏み切りました。心の問題も大きかったと思います。フィラリア強陽性からの玉突きで肺動脈に虫団子で失神、気管支の病気、威嚇の吠えが災いしての大腸の憩室で排便がし難い、奥歯は殆ど無い・・・といったことが、引受後に次々分かってきました。

最も苦労したしつけがあれば教えてください。
大変頭の良い子でした。信用して貰ってからは困る事は殆ど無かったです。

迎え入れて、嬉しかったことは?
排便がしにくかったので、排便の際肛門周辺を押さえて介助していました。その介助も当たり前に受け入れていた姿も有り難かったのですが、1番嬉しかった事は、あんなに警戒していた「人の手」が、気持ち良いものなんだなぁという顔をしていた姿です。

お迎え後、愛犬はどのように変化しましたか?
自分はもう捨てられないし、叩かれないと確信してからは、自分の身を委ねてくれる様になりました。聞き分けも良く、賢さ全開でした。

迎え入れたことで、家庭にどのような変化がありましたか?
頑なな子で、全員を信用した訳ではなさそうでしたが、その子を気遣う気持ちを皆が持つ様になりました。

(保護犬以外のワンちゃんも飼ったことがある人に質問です。)保護犬以外のワンちゃんと、保護犬ちゃんとで違うな、と感じることはありますか?
預かり知らない「過去」が有るという事でした。Happy の場合は、賢い子だっただけに、約7年間の「過去」や捨てられたという事件が大きな心の傷になっていたと思います。それは、前の子に尽くせなかったから保護犬の力になりたいなんていう甘い私の考えで対応できる様な傷ではなかったと身に沁みました。

逆に同じだな、と思うことはありますか?
信頼関係が出来れば、心が通じるという点は同じだと思います。

振り返って

今、元保護犬の愛犬はどういう存在ですか?
亡くなって5年経ちますが、今も愛しい子です。Happy の体調が良くなく、仕事が遅くなりそうだったので病院に預けたところ、預けて数時間の内に亡くなってしまいました。今も、何故あの時預けたのかと後悔が押し寄せて来ます。でも、貴重な日々をくれてありがとう、そう思っています。

今だから思える、譲渡に関して、もっとこうしておけば良かったと思っていること。
あちこちのブログ記事等を見て、覚悟したつもりで里親になりましたが、力一杯咬まれることもあることや、病気があっていきなり散歩不可やら病気次々の場合もある事は全く想定外でした。その点では準備不足だったと思います。が、知らずにHappy を引き受けて後悔はありません。知っていたらHappy との生活は無かったと思います。

里親になることを希望されている方へのアドバイスやメッセージ
とは言うものの、病気治療にはお金がかかりました。私の地区では保健所での健康診断はありませんので無理ですが、初めて保護犬の里親を希望される場合は特に、保護犬の健康状態や心の問題の評価など、里親を希望される方の引受可能な範囲かどうかを判断する際の情報を出していただけるところにご相談されることをお勧めしたいと思います。
頑張れば分かり合えるという事は簡単に言えませんが、私はHappy と出会えて良かったと思っています。

最後に、愛犬に言ってあげたいことがあれば、お願いします!

ありがとう!またね!
(白いバンを見ると誰が出てくるかじっと見てたよね。今は前の飼い主さんの所かな?それでも良いよ。でも、また会おうね😊)

きなこ先生

飼育放棄、心の傷、体の病気、Happyくんとのほさん、とっても頑張ったわん!想像を超える大変さを一緒に歩いてくれる、Happyくんは最高のバディに出会えたワンね。のほさん、経験を教えてくれてありがとうだワン!

[募集]みなさまの「保護犬のその後」を教えてください!

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