みんなの元保護犬物語【第19話】しらすくん(シーズー・13歳)

『みんなの元保護犬物語』は、里親になられた方々の「リアルストーリー集」です。
「里親になるって実際どんな感じなの?」っと疑問をお持ちの方に、「うちの場合はこんな感じだったよ」っと回答いただきました。100匹いれば、そこには100通りの物語があります。先輩方の経験を、里親になることを考える参考にしていただけたら幸いです。⇨ 里親様の体験談、募集中です!

元保護犬のしらすくんです。

名前:しらす
犬種:シーズー
性別:オス
年齢:13歳
現在、お迎えしてから:11ヶ月

きなこ先生

しらすくん、とっても賢そうだワン!

お迎え前について

※アンケートの一部は選択式の回答となっています。

保護犬の里親になろうと思ったきっかけは?
犬を飼いたいと考えた時、ペットショップの実態を知り繁殖犬の存在にショックを受けて。

どこから保護犬の譲渡を受けましたか?
ボランティア団体

その譲渡元はどのように見つけましたか?
ペットのおうちというサイト

その譲渡元を選んだ理由は?
その子を迎えたいという強い気持ちだったので。

複数の譲渡元を検討しましたか?
いいえ

その子にした理由は?
当時11歳で、既に2年間預かりさん宅にいて里親が見つかっていない、かつ一目惚れだったので。

何匹かのワンちゃんを同時に検討しましたか?
いいえ

里親になるまでに何度申し込みをしましたか?
1度のみ

里親申し込みで大変だったことは何かありますか?
他に里親さん候補がいなかったこともありスムーズに話が進みました。

里親申し込みで何か気をつけたことはありますか?
サイトに記載されている条件、注意事項を必ず確認する。身の上を記載する際に不備がないかどうか、記載する項目は多いので抜けがないかは何度もチェックしました。

お迎えするときに準備したこと、気をつけたことはありますか?
予想が難しいので全てにおいて準備不足と感じてしまいました。その時に慌てず焦らず対処する心がけが大事と思いました。

譲渡当時のワンちゃんについて

迎えた際の年齢は?
11~13歳

迎えた際の健康状態は?
やや健康に問題あり

上記で、「良好」以外を答えた方:具体的にはどのような病状がありましたか?
尿路結石、ドライアイ(点眼必須)、不整脈(長時間の散歩×)

譲渡元での、メディカルチェックの有無
健康診断あり

ワンちゃんのそれまでの環境はご存知ですか?
ある程度知っている

ワンちゃんがご自宅にたどり着くまでの経緯
10年間繁殖犬、保護されてから里親募集するも見つからず預かりさん宅で2年間過ごした。

お迎え後について

思ったより楽だったことは?
比較的すぐ懐いてくれて甘えてくれました。

逆に、思ったより大変だったり悩んだことは?
無駄吠え、夜泣きもあり、どうしていいかわからなかった。

聞いていた健康状態以外の問題が起こりましたか?
かなり口が臭かったです!歯石とかの影響かと思います。

最も苦労したしつけがあれば教えてください。
おしっこ。未だに失敗が多いです。

迎え入れて、嬉しかったことは?
愛情を全身で表してくれてこちらが喜ぶともっと喜んでくれる姿を見るとたとえ一緒にいる年月は短くても関係なく絆があるなと感じました。

お迎え後、愛犬はどのように変化しましたか?
ご飯の時間には興奮して吠えて、充電コードが出ていればカミカミ、手足をずっと舐める癖あり(化膿することも)預かりさん宅では割と自由にしてたのかと思いますが老犬だからとあきらめず矯正していきました。賢い子です。

迎え入れたことで、家庭にどのような変化がありましたか?
犬のことで喧嘩が多くなりました。しつけをした方がいいVS老犬にしつけは酷、可哀想。
迎え入れる前に家族での方針はある程度決めた方が良かったなと反省しています。

振り返って

今、元保護犬の愛犬はどういう存在ですか?
手がかかる子供のような存在

今だから思える、譲渡に関して、もっとこうしておけば良かったと思っていること。
預かりさんのアドバイスでサークルは吠えるから不要と言われいざ揃えないでお迎えしたら、留守番中フリーで家をめちゃくちゃにされ(当たり前ですよね)永遠に吠えていたと知った時は青ざめました。その後も何故かサークルを用意するという概念が抜け落ちたままフリーであっちこっちおしっこを失敗されノイローゼ気味になりました。
形式的に揃えるものは絶対揃えた方がいいです。必ずしも預かりさんのアドバイスを鵜呑みにする必要はないと感じました。

あとは迎え入れる当日から1週間または2週間でも仕事を休むべきと後悔しました。

里親になることを希望されている方へのアドバイスやメッセージ
保護犬に対してつい可哀想、可愛がらないと(イコール甘やかしたい気持ち)という姿勢になるかもしれませんが、可愛がると甘やかすば別物です。しつけはお互いが気持ちよく暮らせる為のものなのでした方がいいです。
成犬でも老犬でも関係ありません。人が思うより犬は賢いです!犬も自分自身も信じて向き合えるといいかと思います。

最後に、愛犬に言ってあげたいことがあれば、お願いします!

我が家に来てくれてありがとう!

きなこ先生

10年間繁殖犬として生き、持病と高齢というハンデを乗り越え、今は温かい家庭で過ごしているしらすくん。むっちさん、経験談を共有してくれて、ありがとうだワン!

[募集]みなさまの「保護犬のその後」を教えてください!

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